カドタ式堆肥づくり
暇をみつけて庭の手入れをしている。
一番手がかかるのは草取りである。
やっと草を取ったと思ったらあれよあれよという間もなくまた草が生えてくる。
この頃はもう観念して草取りは庭の手入れで一番楽しい仕事であると自分に言い聞かせながらやっている。
ただ取った草の処理が問題である。
最初のうちは、袋に入れてゴミとして出していた。
しかしそれを繰り返すうちに、段々と何か変な気持ちになってきた。
これらの草はもともと庭に生えていたものである。
という事は、ひょっとしたら、草はその中に庭の土の栄養がつまっている大切なモノなのではないだろうか。
そう思い出したのである。
そんな時である。
本屋さんで次のような本を見つけた。
<生ゴミ堆肥ですてきに土づくり>
(門田幸代著、主婦と生活社)。
一読してこれだと思った。
門田さんは言う。
●土嚢袋を使えば生ゴミ、花がら、草などを使って堆肥を作り出せる。
●必要なものは土嚢袋、米ぬか、庭の土と水である。
●最後の熟成は庭の土に埋めて行うので土の改良が同時に出来る。
取った草だけではなく、木々の剪定によって出来たゴミや、毎日台所から出てくる生ゴミなども堆肥づくりの材料として使える。
それらの宝物をゴミとして出していた自分の愚かさにあらためて気がついた。
全部もとの土にかえしてあげる。
それによって堅い庭の土もふかふかの土になるのである。
さっそくホームセンターで土嚢袋、米屋さんで米ぬかを買ってきた。
そうして<カドタ式土嚢袋堆肥>作りに取り組んだまではよかった。
でもなかなかうまく行かない。
失敗するたびに上記の本を読み直した。
ノートにメモを取りながら読んだ。
5回くらいくり返し読んだ。
あきらめずに何回も取り組んだ。
そうこうしているうちに、段々と準堆肥が土嚢袋の中に出来始めたのである。
熟成の為に家の周りに点々と準堆肥を埋め戻して行く。
それが楽しい。
未だ時々失敗をすることもある。
発酵は周囲の温度と材料に含まれる水分に微妙に影響されるからである。
でもわたしはこのカドタ式堆肥づくりを続けていこうと思う。
特にわたしが感激した点は以下の点である。
●誰でもどこでも手軽に出来る。
●土嚢袋、米ぬか、土などの手に入れやすいもので出来る。
●庭の土の中に含まれる微生物を存分に利用する。
自分が生活している家と庭で出来る有機物を再び大地に返しながら園芸を楽しむというカドタ式堆肥作りは本当にすばらしい。
合掌。
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