消えたホウレンソウ
相変わらず家の庭で野菜作りに取り組んでいる。
苗を買ってきて囲い畑で育てたトマト、キュウリ、ナスは比較的順調に育ち、まあまあの収穫があった。
中でも驚いたのはピーマンの生命力である。
病気もせず、グングンと大きくなり、今までに8個位の実を取る事ができた。
そして未だ4個くらいの小さい実がなっている。
自分で作ったトマトやキュウリ、それにもぎたてのピーマンを食べた。
柔らかくておいしい。
わたしの小さな<ビギナーズ・ラック>である。
*
これに気を良くして、今度はタネを買ってきて<直播(じかまき)>に挑戦した。
播く場所は囲い畑ではなく、持ち運びが出来る<プランター>にした。
最初に播(ま)いたのは<ホウレンソウ>である。
数日経って一斉にかわいい芽が出たまではよかった。
でも間引きをして、その後順調に育つかと思ったら、次第にナヨナヨとしてきた。
その後、2週間くらいの間に、土に溶けてなくなってしまったのである。
大失敗である。
ホウレンソウは何故、消えてしまったのだろう?
土に苦土石灰を入れるのを忘れたからだろうか。
太陽の光が足りなかったのだろうか。
それとも水のやり過ぎ・・・?。
疑問が疑問をよぶ。
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ホウレンソウの失敗で出鼻をくじかれたが、わたしはもう一度、直播栽培に取り組んだ。
今度は<ニンジン>である。
失敗の後だから念には念を入れて細部に注意をした。
幸い順調に芽が出て、その後、間引きや追肥も終わり、問題はないと思っていた。
しかし、数日前の大雨に打たれて、4センチにも伸びていたニンジンの苗は全部なぎ倒されてしまった。
今日の朝、その苗を一つ一つ起こしながら再度、間引きをして、土寄せも行った。
これでどうやら全滅は逃れる事ができたようである。
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色々な体験を通じて分かった事は、<野菜は作れない>という事である。
<野菜は結局のところ自分で育つ>のである。
わたしに出来る事は<野菜本来の力>が発揮できるような条件作りである。
毎朝、庭の野菜を見るたびに<ホウレンソウ>の姿を思い出す。
そして思う。
<謎だ。
あのホウレンソウ。
あれは何故溶けてしまったのだろう?>。
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ほうれん草は葉っぱも種もぎざぎざです。この葉を茹でるとすぐに柔らかくなってグッピーが突いて食べる、
と読んだことがあります。
種は丈夫そうに見えるけれど翌年には撒かないと、それ以降は極端に発芽率が落ちる草だそうです。
せっかく出た芽が溶けて消えたそうですが、やはり弱いのですね。皮膚一枚で守られている私たちの体細胞の弱さを連想します。
ほうれん草は石灰を撒いてから作れというのは不思議です。畑のスベリヒユも強そうですが、同じような事情があるのでしょう。
たぶん
細胞膜か表皮細胞のケラチン質を維持する微細構造のイオン勾配と土のペーハーに深い関係があるのではないかと思いました。
投稿: まじへん | 2008-11-03 09時52分